
日刊産業新聞に希土類価格表を拡充、金属ネオジムなど追加
レアメタル価格の高騰が続いている。世界的に鉄鋼、家電、自動車向けなどに需要が急増する一方で、資源の偏在性から供給に懸念があるためだ。とくに日本の供給依存度が高い世界最大のレアメタル生産国・中国では、内需拡大に加え自国の資源保護政策により、輸出総量を規制。世界的にレアメタル需給は引き締まっている。 レアメタルといっても様々な元素がある。大雑把に言ってしまえば、鉄、銅、鉛、亜鉛、アルミ、ニッケル、錫、金、銀、白金、パラジウム以外の元素が全てレアメタルに分類できる。生産規模を考えればニッケル、錫、金、銀、白金、パラジウムもレアメタルに分類できそうだが、取引所機能(ヘッジ)を活用できるため、あえて除外する。 さて、レアメタル価格はどのように形成されるのか。一般的なのが英メタルブリテン誌が公表しているLMB価格。同誌が欧州の複数のトレーダーにヒアリングして、最高最低価格を除外した数値を、高値―安値で公表している。例外はモリブデンで、米メタルズウィーク誌が指標になっている。最近では欧州の元トレーダーが開設したインターネットサイト(メタルページ)などを使う事例も増えている。 ところが、日本で一番問題になっているのが希土類(レアアース)価格。メタルページや中国のエイジアンメタルなど一部の有料情報サイトでは価格を閲覧できるが、新聞のような公共媒体に掲載している例は、世界にたった1紙しかない。 それが、産業新聞社が発行する金属業界の専門紙「日刊産業新聞」である。5月下旬から酸化レアアースの価格を掲載しているが、本日7日付けの紙面で価格表を拡充。ハイブリッド自動車やデジタル家電には欠かせない永久磁石原料の金属ネオジム、金属ジスプロシウム、金属プラセオジム・ネオジム(ジジム)を追加した。| プロフィール |
増田 正則(ますだ まさのり)株式会社産業新聞社所属 非鉄金属担当 記者 |








