(2006年07月31日)

NY原油:ガソリン在庫の減少見直す

東工取石油製品のガソリンは期先の足取りからすると、今月半ばに日足では小さく窓を開けながら踏み上げ、7万円台の高値をつけた。4月の際は期先のつなぎ足では7万円台に届くことなく6月下旬の6万1000円まで大きく下落した経緯があり、今回はこの下落局面を埋め切りさらに高値を更新したことになる。

この原動力になったのが原油の国際相場高であり、指標となるNY市場WTI原油の78ドル台という高値の示現である。

石油製品の場合、国内の現物・実勢に多少難があっても石油価格の国際指標となるNY原油さえ上昇すると、これが大きな原動力になって高値をこのように更新してしまう。先日の8月限納会がこの好例であった。

この時期、ガソリン最大の需要期で、折からの原油高を石油製品のなかでも年間最大の需要期を迎えるガソリンに転嫁するのは元売りにはいわば自衛手段というべきもの、販売段階での抵抗があってもやり遂げることが多い。

中東情勢の悪化でつけた78ドル台の高値が当分、上抜くことができないものならガソリン期先は7万円でいっぱいであろう。

当限納会でつけた7万円、期先でつけたこの同値には意味深いものがある。いずれにしても8月中の高値が天井であろうし、この7万円をひとつのモノサシにして測ることができそうだ。

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