(2006年08月23日)
金:NY市場、原油高に追随
貴金属市場は、金が海外市場高を好感して買いが先行、先限は2300円台後半で堅調。指標のNY先物市場はドル安、原油高を背景に630ドル台に反発。中東地域の地政学的リスクの再燃が原油相場を押し上げ、金が追随した。イランがウラン濃縮活動停止を拒否、核開発を継続する方針を強調した。国連安保理は31日までに濃縮活動の停止を求めており、従わない場合の経済制裁を警告している。市場筋は「イランからの原油供給に不安が高まるようだと一段の上昇も見込まれる」と指摘している。
現地21日のNY金先物市場はドル安、原油高を好感したファンド筋の買いに3営業日ぶりに反発。中心12月限の終値は前週末比13・50ドル高の635・20ドル。取引レンジは621・60―636・50ドル。8月16日以来の高値圏に上昇した。
期近はドル安、原油高を受け時間外取引から買いが先行。宝飾業者による需要拡大見通しやイランがウラン濃縮活動停止を拒否し続けていることによる緊張の高まりなどが買いを誘った。ただ、序盤にこの日の高値をつけた後は買いが続かず、レンジ内でもみ合った。
原油はイランの核開発問題を背景に上昇。イラン最高指導者のハメネイ師が核開発の継続を表明。世界有数の原油輸出国である同国に対し経済制裁が発動されるとの観測が高まり、原油の供給懸念を強めた。
東京市場は、海外市場高を好感し買い戻しや強気買いが先行した。先限は前日終値比31円高の2361円で寄り付いた後、2370円台に上昇、17日の高値(2367円)を上抜いた。このため市場では強気の見方が広がっている。
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