(2006年08月28日)

石油製品:ガソリン反落、灯油は高納会―東工取9月限

東工取石油製品の9月限納会はガソリンが急落して受け渡し値は6万6350円と前月比およそ4200円安とこの間の相場下落に歩調を合わせるものになった。一方の灯油は6万3490円とこれは前月とほぼ同値だが、前日引け値からは急伸してガソリンに代わり需要期を見据えた納会事情となった。受け渡し数量はガソリンが617枚、灯油が516枚であった。ガソリンは真夏の需要最盛期も過ぎ、元売りによる先物市場へのテコ入れは積極性を欠いた。

ガソリンの受け渡しの顔ぶれは渡しの大手が丸紅、ばんせい証券、日本ユニコムと大手商社に元売り、対する受けは伊藤忠に住友商事とこれらは来月に精製施設の定期修理を行う予定の大手元売りが背景と見られている。

前月の8月限納会は旧盆を控えた真夏の需要期ということで、元売りが仕切り価格の引き上げを意図、現物市場はではこれによる仮需要が台頭した。元売りとしては8月の旧盆に焦点を当てた現物商戦に備えるには先物市場の見合い限月である8月限納会をテコ入れする必要があったことになり、事実、ガソリンの受け渡し値は7万690円とこれはもちろん過去最高値であった。

ところがこのように強気の元売りによるガソリン販売戦略も、末端店頭でのリットル144円という高値が災いして消費者による買い控えが起き、販売量はとりわけ東日本で伸び悩んだといわれる。

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