(2006年08月28日)

金:ドル・原油にらみ底堅い

貴金属市場は、金が海外市場安を嫌気して売りが先行した後、先限は2300円台で堅調。NY先物市場はドル高を嫌気したファンド筋のポジション調整の売りに再び630ドルを割り込んだ。市場は決め手材料不足から610―630ドルのボックス圏の取引となっている。ただ、国連安保理による対イラン制裁決議案の回答期日を31日に控え、地政学的リスクの高まりが予想される。ドルや原油の動向をにらみながら底堅い展開が予想されている。

現地24日のNY金先物市場はドル高を嫌気したファンド筋の売りに3日続落。中心12月限の終値は前日比4・50ドル安の628・50ドル。取引レンジは627・50―635・50ドル。

期近は薄商いの中、ポジション調整の売りが続いて軟化。7月の米耐久財受注の輸送関連を除く数値が予想外に増加したことを受け、ドルがジリ高の展開となり、金は売り圧力を強めた。

また、原油相場が比較的落ち着いた水準にとどまっていたことも、インフレヘッジの買いが手控えられた。米ガソリン在庫の予想外の増加が嫌気され軟化した後、不透明なイラン情勢やテクニカル要因を背景に買い優勢の展開となった。

市場筋は「中長期的には地政学的リスクから強基調だが、しばらくは手掛かり材料に乏しく、一定のレンジ内でもみ合いを続ける可能性がある」と指摘している。

東京市場は海外市場の下落を嫌気して売りが先行。先限は前日終値比11円安の2347円で寄り付いた後、同値付近のマイナスサイドで推移。

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