(2006年08月30日)
金:不安定な値動き続く
貴金属市場は、金が海外市場安と円高に圧迫され、期先6月限は2300円台前半で軟調に展開した。NY先物市場は今年初のハリケーン「アーネスト」が熱帯低気圧に勢力を弱めた上、進路がメキシコ湾を直撃する事態を避けたため、ファンド筋の手仕舞い売りが殺到して620ドル台前半に急反落。ただ、ドル安や31日に国連安保理の対イラン制裁決議案が支援要因となっている。強弱材料の交錯で不安定な展開が想定されている。新ポ2007年8月限は6月限比6円上ザヤで発会。
現地28日のNY金先物市場は原油安を嫌気したファンド筋の売りに反落。中心12月限の終値は前週末比6・90ドル安の623・90ドル。取引レンジは621・00―632・70ドル。
期近はカリブ海を進行中のハリケーンが勢力を弱めて熱帯低気圧に変化して下落。今年初のハリケーン「アーネスト」が28日、熱帯低気圧に弱まり、石油関連施設の集中するメキシコ湾を直撃する可能性が薄まったことから、供給不安が大きく後退、原油先物が急反落した。
このため、金も原油につれて下げ足を速めた。
東京市場は海外市場安と円高を受け売りが先行。期先6月限は前日終値比22円安の2342円で寄り付いた後、同値付近のマイナスサイドで展開。海外市場はドル安が下支え要因となっている。国内市場筋は「円高が続くようであれば、しばらくは売り圧力の強い相場となる可能性がある」と指摘している。当面は強弱材料の交錯で不安定な展開が予想されている。
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