(2006年08月31日)

金:海外、600ドル試す可能性

貴金属市場は、金が海外市場安と円高を嫌気して頭重く、先限は2300円台前半で軟調。今年初のハリケーン「アーネスト」が熱帯低気圧に勢力を弱め、進路も米製油所が集中するメキシコ湾岸地域をそれる見通しとなり、原油の供給不安が解消される中、NY先物市場は610ドル台に下落。市場筋は「国際商品全般が下落傾向を強めている。金は600ドルを試す可能性がある」と指摘する一方、31日にイランの核開発停止を求める国連安保理決議が期限を迎えるため「下値は限定的」との見方も多い。

現地29日のNY金先物市場は原油安を嫌気したファンド筋の売りに続落。中心12月限の終値は前日比4・80ドル安の619・10ドル。取引レンジは615・50―626・30ドル。

期近は前日の安値を攻略できなかったことから時間外取引でプラスサイドに浮上したが、立会いはドル強含みや原油安を嫌気したファンド筋の売りが優勢となり、約1カ月ぶりの安値圏に下落。

東京市場は海外市場安を受け売りが先行したが、現物相場高による買い戻しで下げ幅を縮小。先限は前日終値比11円安の2333円で寄り付いた後、同値付近のマイナスサイドで展開。市場筋は「イラン核問題を中心に中東情勢がこう着状態となっているため、買いが見送られている」と指摘している。

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