(2006年09月25日)
金:上値の試す展開へ
貴金属市場は、金が海外相場高を好感して続伸、先限は2200円台を維持した。指標のNY先物市場はドル安、原油高を背景に終値580ドル台後半で堅調。米国の景気減速懸念から米金利の年内据え置き観測が強まり、金相場を支援している。金は下値不安を残すものの、テクニカル面で売られ過ぎ感を広げている。実需筋の手当て買いなどに支援され、徐々に下げ渋りを強めている。米国の貿易・財政の双子の赤字でドル安観測が懸念され、支援材料視される可能性がある。上値を試す展開が見込まれている。
現地21日のNY金先物市場はドル安、原油高を好感したファンド筋の買いに続伸。中心12月限の終値は前日比2・10ドル高の588・30ドル。取引レンジは580・40―590・80ドル。
期近は時間外取引で売りが先行したが、節目の580ドルを維持して反発に転じた。立会い前半は戻り売りでマイナスサイドに転落したが、ドル安加速や原油反発を好感したファンド筋の買いに節目の590ドルを上回った。
9月の米フィラデルフィア地区連銀景況指数が約3年ぶりにマイナスとなり、年内の金利据え置き観測が強まった。住宅市場が減速を強めているほか、原油相場の急落でインフレに対する警戒姿勢が弱まり、米景気の減速感を背景にドルの一段安が見込まれている。
金は下値抵抗を強めている。テクニカル面での売られ過ぎ感を広げているほか、実需筋の買いが戻り、原油も1バレル=60ドル台を維持していることが背景となっている。米国の景気減速懸念により、米連邦準備理事会(FRB)の金利据え置きが観測されていることも金の支援要因となっている。
東京市場は海外高を好感して買いが先行。先限は前日終値比22円高の2214円で寄り付いた後、同値付近のプラスサイドで展開。期先3限月は前場で節目の2200円台に乗せた。
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