(2006年09月25日)

国際原油:バスケット価格56ドル台に

原油の国際相場が指標となる米WTIで直近60ドル割れの安値まで下落したことから、OPECが指標とするバスケット価格もつれて下落、20日現在では56・54ドルとなっている。先の総会で同機構は生産枠を日量2800万バレルに据え置いたが、最高首脳からは今後も原油価格の下落が続けば加盟国と減産協議を開始する旨の見解表明が行われているため、原油の国際相場はOPECの動向をも気遣う必要性が生じたといえそうだ。

原油相場の下落局面は指標のNY市場で7月の最高値からの下落率が20%を超えるものになっており、通常変動からやや異常変動の部類に入りつつある。

OPECが11日に総会を開く以前、加盟国の一部からはバスケット価格で60ドルを維持したいとの見解が示され、これが総会での今後の原油相場の動向次第で減産協議という同機構首脳の発言を引き出したといえよう。

しかし、原油バスケット価格は既にこの60ドルをゆうに割り込んでおり、それでも市場向けの発言などは行われることなく静観を続けていることになる。

しかし、バスケット価格で56ドル台まで下落し、大消費国である米国の原油および石油製品在庫が増加傾向をみせていることからすると、ここからの原油相場下落にはこれを放置できない状況に置かれそうだ。OPECバスケット価格で50ドル台前半がその地点となりそうだ。

ここからは産油国石油相らの発言にも注意する必要がありそうだ。

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