(2006年09月27日)
金:原油・ドル次第の流れ
貴金属市場は、金が海外相場高を好感して買い優勢の展開となり、先限は2200円台で堅調に推移した。NY先物市場は原油高に支援され、600ドルに迫る高値をつけた。米景気減速感が強まるようだと、金は600ドルの抵抗線を試す展開が予想されている。東京市場は戻り歩調を強めており、先限は2250円を上値抵抗線と意識している。ただ、原油が下落傾向を強めるようであれば、金の上値も圧迫される可能性があり、不安定な展開が予想されている。
現地25日のNY金先物市場は原油高を好感したファンド筋の買いに4営業日続伸。中心12月限の終値は前週末比0・50ドル高の595・40ドル。取引レンジは587・50―597・00ドル。
期近は時間外取引でプラスサイドに浮上した後、原油相場の急落やユーロに対するドル高を嫌気した売りが優勢となり、時間外取引の安値を下回った。その後は原油が安値から急反発したため、再びプラスサイドに浮上。
ドルは対ユーロで上昇、金の上値を圧迫した。8月の米中古住宅販売が市場予想より小幅な減少にとどまったことがドルを支援した。ただ、米消費者信頼感指数(26日)やインフレに関する米主要指標の発表を控えて様子見気分も強い。
東京市場は海外相場高を好感して買いが先行。先限は前日終値比13円高の2241で寄り付いた後、同値付近のプラスサイドで堅調に推移。市場では戻り歩調を強めたことで、底入れ感が広がる可能性も指摘されている。ただ、原油相場の下落も懸念されており、ドルや原油の動向によっては不安定な展開が続く可能性がある。
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