(2006年09月28日)
金:方向性を探る展開へ
貴金属市場は、金が円安と海外相場高を好感して続伸、先限は2200円台で買い優勢の展開となった。NY先物市場は原油の一時的な上昇に支援され、600ドルの大台に迫った。市場では「ドルや原油の動向によっては不安定な展開が続くだろう。先行き不透明感が強い」(取引員)との見方が大勢。目先は方向性を探る展開が見込まれている。市場筋は「米景気指標に減速感が広がるようであれば、ドル売りが進み、金は2300円を試す可能性がある」(同)と指摘している。
現地26日のNY金先物市場は原油高の動きを好感したファンド筋の買いに5営業日続伸。中心12月限の終値は前日比1・20ドル高の597・10ドル。取引レンジは591・60―599・50ドル。
期近は時間外取引で前日の高値を上回った後、対ユーロのドル高を嫌気した売りにマイナスサイドに転落したが、原油の反発を好感して買い戻しが優勢となり、時間外取引の高値まで切り返した。
ドルは上昇、金の上値を抑制した。9月の米消費者信頼感指数が市場予想を上回り、連邦準備理事会(FRB)の次の金融政策変更が利下げになるとの見方が後退。リッチモンド地区連銀が発表した9月の製造業指数も市場予想を上回り、ドルを支援した。
東京市場は海外相場高と円安を好感して買いが先行。先限は前日終値比14円高の2246円で寄り付いた後、同値付近のプラスサイドで展開。
海外市場は600ドルを上値抵抗線として意識しながらも、徐々に下値を切り上げている。このため、東京市場も21日の安値(2181円)を最近の下値に戻り歩調を強めている。
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