(2006年09月28日)

石油製品:現物実勢弱く反発難

国内ガソリンは指標となるNY原油には60ドル割れで押し目買い人気が働いているのだが、取引での売買が薄れていることが示すように市場に活力がなく、これにより反発力も乏しいものになっている。市場に影響力を与える投機筋ファンドが得り越すポジションとみられることで、買い方の核を欠く取組関係であり、これが反発した際の上値を重いものにさせている。先日の10月限納会が急落したことが示す通り現物実勢が弱いことがこの背景にありそうだ。

ガソリン期近は10月限納会の後、売り先行で5万3000円台に下落するなど現物実勢の不振から軟弱地合いで推移、急落納会を受け継ぐものになっている。8月の旧盆が明けた後の現物実勢が弱く、元売りによる強気の仕切り価格引き上げの裏目が出ており、末端での販売不振の影響そのままという状況である。

ガソリンの需要背景として、既にこの最盛期を過ぎているのと、原油価格が8月後半から急落していることから、元売りは石油製品価格の下落を許容することができるようだ。ガソリン、灯油の在庫が引き続き高水準であることも期近の地合いを軟弱なものにさせている。

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