(2006年10月20日)
NY原油:在庫増で57ドル台に続落
NY原油が現地18日に急落、57ドル台に逆もどりした。市場で懸念されていた米石油の週間在庫統計で原油がエネルギー情報局調べでは約500万バレルの大幅増加を示したことが嫌気された。一方の石油製品は逆に減少していることから、今週の米石油在庫の発表内容については強・弱両面があった。それでも1ドル超急落したのは現状では60ドルが上値のフシであることを物語り、7月の最高値から約20ドル下落したことの余韻というべきものであろう。
OPECが臨時会合を開く前日にこうして指標となるNY原油が急落し、それも米原油在庫が大幅に増加するというファンダメンタルズに起因したものであったため、かえって減産を協議しやすい状況になったと受け取られている。
このOPEC加盟産油国による減産問題は現在でもこれに懐疑的な見方をされており、同日の急落を招いた一因とされている。
最大産油国であるサウジが今回は減産に消極的で、この点についてのコメントを控えていることから、OPECによる減産実施に懐疑的な見方をされているものだ。
しかし、OPECとてこれ以上の原油価格の下落は避けたいところであろうし、これで11月になれば冬場の暖房用油の需要期に入り先行きの需給見通しもつくとみられることから、19日の会合で日量100万バレルの減産方法についての協議を行うことに変わりないとみられる。
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