(2006年10月23日)

金:先限2300円台定着へ

貴金属市場は、金が海外相場高を好感して3日ぶりに反発、先限は2300円台を回復した。NY先物市場は原油高などに支援され、600ドル台に上昇。原油は石油輸出国機構(OPEC)の減産合意で強基調が見込まれている。また、米景気の先行き不透明感を背景としたドル売り観測などにより、金相場は強気の見方が広がっている。市場筋は目先の展開について「610ドルを試すだろう」と予想している。先限は2300円台の定着が見込まれている。

現地19日のNY金先物市場は原油高やドル安を好感したファンド筋の買いに3日ぶりに反発。中心12月限の終値は前日比9・90ドル高の602・50ドル。取引レンジは589・20―604・00ドル。10月2日以来の高値。

期近は時間外取引で前日の安値を下回った後、立会いで下値を切り下げたが、サウジアラビアの減産支持で原油が反発に転じたことからファンドの買いが膨らみ、ストップロスの買いを誘って上値を引き上げた。

NY原油は反発。石油輸出国機構(0PEC)の緊急総会を控え、サウジアラビアのヌイアミ石油相が減産を支持する意向を表明したほか、同総会で決定される減産水準が実質生産枠から日量100万バレルの減産が観測された。

また、同石油相が12月の総会で50万バレルの追加減産に踏み切る可能性について言及したことも支援要因となった。

東京市場は海外相場高を好感して買いが先行。先限は前日終値比35円高の2304円で寄り付いた後、同値付近のプラスサイドで展開。NY市場は600ドル台の維持と前回の抵抗線610ドルを試す展開が焦点とみられており、強気の見方が広がっている。先限は2300円台の値固めが見込まれている。

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