(2006年10月25日)

石油製品:灯油、ガソリンと同ザヤか―東工取11月限納会

東工取石油製品はきょう25日が11月限納会で、例年だと冬の需要期に入る灯油がガソリンよりも上値で当限落ちするのだが、本年は需給関係が大幅に緩和している灯油の基調が弱く、ガソリンとは同ザヤからむしろ下ザヤで推移している。納会の最終取引でこのような価格関係に対する見直し人気が働いて、灯油が上ザヤで落ちることも考えられるが、例年のような価格差は形成されそうになく、灯油の不冴えが納会を通じて明らかになりそうだ。

納会直前の24日に灯油の11月限が一時反騰してガソリンとは同ザヤになった。

ともに5万2000円どころという後場寄り段階の値ごろは、前限月の納会値に比べるとガソリンは3000円ほど下値に位置、灯油はほぼ同値である。

それまでは灯油が下ザヤで推移していたことからすると、この様相は例年とは明らかに異なるもので、本年は灯油の流通在庫が記録的な高水準に増加していたことが背景にあるといえよう。

東工取における石油製品の11月限納会値は、05年がガソリン4万8000円、灯油4万9800円、04年が4万円と4万7920円、03年が2万9900円と3万円というように、灯油がいずれも上値で決着している。

これが翌12月限になると一段と灯油が上ザヤという傾向を強めることになり、これは民生用需要が最盛期を迎える灯油と逆に不需要期を迎えるガソリンとの需要背景の違いによるものといえよう。

それでもこの11月限はここで灯油がサヤ修正してガソリン比較上の割安感を訂正していることから、こうしたすう勢のところで納会しそうだ。先に大量の早渡しが出るなど受け渡しは大量に上りそうだ。

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