(2006年10月26日)
石油:ガソリン、灯油大受け渡し―東工取石油11月限
東工取石油製品の11月限納会は、灯油が今シーズンの民生用需要期を迎えているにもかかわらずガソリンよりも下ザヤで当限落ちするという異例の事態になった。例年、この限月は灯油がガソリンよりも上ザヤで決着するのだが、本年は灯油の在庫が記録的な高水準に増加し、現物実勢も弱いことで渡し圧迫に押された。納会における受け渡しはガソリンが1402枚、灯油2044枚であった。納会事情が不冴えの灯油がNY原油の反発もあって一部ストップ高に。
灯油がこのように今冬の民生用需要期を迎えている中にあってもガソリンより下ザヤで決着したのは、とにかく今シーズンは流通在庫が多く、春先からの高水準在庫が秋口の需要期入口まで続いて9月初旬に早々と500万キロリットルというシーズン当初に必要な在庫量を確保したことになる。
一方のガソリンともども石油製品の末端での販売が今年は原油高による影響もあって不振で、灯油はアジア向けの輸出も振るわない状況が続いたことから、このような在庫事情になった見られる。
ガソリンは前月の5万5000円台という納会受け渡し値からは3000円相当下落した。
現物の業転市況が弱くこの間の原油相場も下落局面であったことから、当業者の現引き意欲は強くなくこれが納会事情にも現われた。
このようなガソリン、灯油の納会事情を織り込んだ後は現地24日のNY原油反発に追随して灯油は一部ストップ高と急騰した。
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