(2006年10月30日)
ガソリン:需要期で大上ザヤに―ガソリン期先
石油製品のガソリンは東工取市場で前週26日に発会した来年5月限が6万2000円台の高値を付け、期近とは大きな順ザヤを形成した。発会当日に指標となるNY原油が2ドル超上昇し、これによる買い人気が新ポ限月に向けられたことで、来春の需要最盛期ということも手伝い大順ザヤを形成したものだ。11月限納会が5万2000円相当であったことから、その上ザヤは1万円にも及ぶことから、さすがに人気先行との見方も台頭した。
ガソリンは5月が春の行楽需要の最盛期で、こうした需要背景からこれまでこの5月限は取引期間中の高値圏で取引最終を迎えることが多かった。
その需要背景ということでは8月の帰省行楽需要とさほど変わらないことから、発会の際には1000円相当の上ザヤを形成するのが一般的であった。
それが今回はたまたま発会当日に入電したNY原油が2ドル超上昇したことから、全体が大きく買われて寄り付いたことの延長でこうした人気がこの5月限に集中したものである。
石油製品は一方の灯油ともども限月によってその需要背景が異なることから、特異なサヤ関係を呈することが多く、今回のガソリンも来春の需要最盛期限月が期先の地位を占めたことで、そうした形態が強まったと見られる。
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