(2006年12月19日)

金:ドル先高観を嫌気

 貴金属市場は、金が海外相場安を嫌気して売り優勢、先限はグラム当たり2300円台後半で軟調。指標のNY先物市場は期近終値でトロイオンス当たり619・10ドルと10月31日(606・80ドル)以来の低水準。米経済指標の堅調を背景としたドル高を嫌気した。市場はクリスマス休暇を控え、ファンド筋の整理売りによる軟調な値動きが予想されている。下値のメドはNY期近600ドル、東京先限2340円台とみられている。

 現地15日のNY金先物市場はドル高を嫌気したファンド筋の売りに続落。中心2月限の終値は前日比11・80ドル安の619・10ドル。取引レンジは617・50―633・20ドル。

 ドルは堅調。11月のCPIが弱い内容となったため、発表直後は米連邦準備理事会(FRB)が来年初めに利下げを実施するとの観測が台頭、ドルが売られた。その後はドルの売られ過ぎ感から、ドルの買い戻しを強めた。最近の米経済指標が全般的に堅調なため、ドルの先高観測を強めている。

 当面の相場動向についてクリスマス休暇や年始休暇を控え、ファンド筋が手仕舞い売りや利益確定売りに集まれば、下値探りの動きを強めると市場筋はみている。

 東京市場は海外相場安を受けて売りが先行。先限は前週末終値比35円安の2364円で寄り付いた後、同値付近のマイナスサイドで展開。

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