(2006年12月21日)

金:買い安心感広がる

 貴金属市場は、金が海外相場高を好感して買い優勢の展開となった。期先はグラム当たり2300円台後半で堅調。指標のNY先物相場は米卸売物価指数(PPI)の上昇によるインフレ懸念やドル安を支援材料に終値ベースでトロイオンス当たり620ドル台を回復。11月の米PPIは前月比プラス2・0%と市場予想を大きく上回り、インフレ懸念が再燃、ファンドの買いを誘った。東京市場は弱気ムードが薄れ、買い安心感を広げている。

 現地19日のNY金先物市場はドル安を好感したファンド筋の買いに4営業日ぶりに反発。中心2月限の終値は前日比7・50ドル高の625・40ドル。取引レンジは618・30―626・00ドル。

 期近は時間外取引で買いが先行した後、PPI発表後のドル高を嫌気して地合いを弱めたが、インフレ上昇やドルの反落、原油相場の上昇などを受けて水準を切り上げた。

 ドルは対ユーロで下落。独IFO景況指数が予想外に強い数字となったことが響いた。

 NY原油は反発。米国のメキシコ湾岸に発生した濃霧で原油や石油製品の海上輸送が滞り、一時的な供給不安を高めた。

 東京市場は海外相場高を好感して買いが先行。新ポ2007年12月限は同10月限比6円上ザヤの2391円で発足。期先10月限は前日終値比24円高の2385円で寄り付いた後、同値付近のプラスサイドで展開。

 市場は前日までの弱気ムードが後退、買い安心感を広げている。

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