(2006年12月21日)
NY原油:63ドル台に反発し限月落ち
原油の国際相場は現地19日が指標となるNY市場07年1月限の最終取引日(納会)で、バレル当たり63・15ドルと反発した。1カ月前の中心限月であった06年12月限が最終取引で急落して一時は55ドルの安値をつけていることから、このように高納会するのは3カ月ぶりで、同市場が60ドル台前半で安定推移していることを物語る。冬場の暖房油需要を背景にした限月に当たり、コンタンゴ(順ザヤ)であることも影響した。
同日の取引で買いの手掛かりにされたのは、米メキシコ湾岸での悪天候による原油と石油製品の供給障害で、前日に急落していたことの反動もあった。
同市場はこのところ限月落ちの際には決まって急落していた経緯があり、とりわけ06年12月限は最終局面でファンドとみられるところのロングの手仕舞いが出て、前述のように55ドル台の安値を付けている。
これにより今回の2007年1月限の限月落ちはこれよりも相当な高値であることが分かり、コンタンゴというサヤ関係の中で相場が押し上げられたことを物語る。このひとつになったのが石油輸出国機構(OPEC)による追加減産決定であるのはいうまでもない。
現実に中心限月になった07年1月限がほぼ60ドル台を地相場にして推移し、その最終取引でも63ドル台を終値にしたことから、これはOPECによる原油価格の下支えが奏功したことを示す。
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