(2006年12月22日)

NY原油:原油在庫の減少で小幅高

 現地20日のNY原油取引時間中に発表された米石油の週間在庫統計は、石油協会調べで原油・石油製品が軒並み減少、一方の米エネルギー情報局では原油が大幅に減少したことから、同日は限月落ち直後も中心限月になった2007年2月限が一時64ドル台に乗せた。しかし、この高値圏では買いが続かずに反落するなど依然レンジ相場であることを物語った。米原油在庫の減少は輸入の減少によるものである。

 米原油在庫は石油協会調べで3億2147万3000バレルとこれは前週比で432万6000バレルの減少で、ガソリン、ヒーティングオイルなどの石油製品も軒並み減少した。一方のエネルギー情報局では原油が同630万バレルの大幅減少となっている【詳細表は2面に掲載】。

 今回の石油の週間在庫統計で原油が両機関で減少したのは、メキシコ湾での悪天候でタンカーの運行に支障が生じたことによる輸入の減少が原因である。

 米石油製品の在庫事情を左右する暖房油の大きな消費地である今冬の米北東部は、ニューヨークで日中の平均気温が平年を2度から3度上回る温暖な日が多く、年末から来年1月もこうした傾向が続くとみられている。

 NY原油がこのように64ドル台でこの上値が抑えられているのも、米北東部の温暖な天候が警戒されたもので、この意味で石油製品の在庫動向には引き続き強い関心が寄せられる。

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