(2006年12月26日)

石油製品:灯油高、ガソリン安の納会に―東工取1月限

東工取石油製品の1月限納会はガソリンが急落する一方で、灯油が小幅上昇するなど需要背景に応じたものになった。受け渡し値はガソリンがキロリットル当たり5万1600円、灯油が5万8990円と需要最盛期にある灯油と、冬場の不需要期にあるガソリンの違いが際立った。灯油は前週末に既に急騰していた経緯があることから、関係者は元売りが暖冬傾向で精彩を欠く市況のテコ入れを狙ったと見ている。

受け渡しはガソリンが1252枚、灯油が2452枚とこの時期の灯油が大量受け渡しになるのは毎年のことである。ガソリンは渡し方の大手が日本ユニコム、豊商事、ばんせい証券などで、これらは元売りや特約店が主体で、これに対する受けは三菱商事フューチャーズ証券がおよそ半分を占めた。元売りや大手商社とみられている。受け渡し値は前述の通り5万1600円と前月の5万700円からは値上がりしたものの、納会日の最終取引でも急落したことからすると、冬場の不需要期でまた、末端の店頭価格が下落傾向にあるそのままの納会事情になった。

一方の灯油は受け渡し値が前述の通り最終局面で小幅上昇したとはいえ、5万9000円どころでこれは前月を約1000円下回るところとなった。

灯油の流通在庫はシーズン当初の500万キロリットルを割り込むなど減少傾向にあるのだが、年末年始の需要最盛期を目前にしたこの段階でもとりわけ東日本には暖冬傾向が強く、これにより末端需要は不振を続けている。

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