(2007年01月22日)
NY原油:在庫増で一時、50ドル割れ
NY原油は現地18日に米石油の週間統計で原油および石油製品在庫が増加したことで再び急落、バレル当たり50ドルの値ごろ的な節目を一時割り込んだ。米北東部に寒波が到来したのを手掛かりに同市場は50ドルの一歩手前で反発し、当面の下値不安が後退したかにみえたが、懸念された在庫増加が現実化したことで改めて基調の弱さが売りを誘ったとみられる。市場心理がこの50ドル割れで弱気に傾斜するなか、限月交代から不安定な局面に。
投機的な展開に
米エネルギー情報局調べによる米石油の週間在庫統計は、原油が3億2150万バレルと前週比680万バレル増加、石油製品はガソリンが2億1680万バレルでこれは同350万バレル増加、留出油1億4190万バレルで同90万バレル増加、暖房油6030万バレルで同40万バレル増加となっている。
前週に米石油の週間在庫が明らかにされた際にも、主として製品在庫の増加が本年の暖冬を連想させて急落した経緯がある。
その後も暖冬傾向が続き、それも世界的規模で進行していることが改めて嫌気されていることになり、そうしたなかで今回のように在庫増加が「確認」されると、もともとが脆弱な地合いであることが売りを誘う。
同日の取引でたとえ瞬間的でも50ドル台を割り込んだことは、米北東部に寒波が到来してもこの下落基調が変わらないのを示し、投機筋ファンドがショートを仕掛けている際には起こりやすい現象といえよう。
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