(2007年01月26日)
石油:足元の現物弱く急落納会―東工取石油2月限
東工取石油製品の2月限納会は、年初からの原油相場の下落や暖冬による暖房油需要の低迷によりガソリン、灯油とも急落した。受け渡し値段はガソリンがキロリットル当たり4万6300円、灯油4万7900円と前月よりは大きく下落した。需要背景では灯油の需要期だが、折からの暖冬でこの現物商戦が振るわずガソリンとの価格差がほとんどなく、この事実からみても今冬は灯油の現物商戦が不振であることが分かる。
暖冬で需要伸びず
前述のような石油製品の受け渡し値段はガソリンで前月より5000円以上安く、灯油に至っては1万円相当も安い。年初からの原油相場の大幅下落が主因であるのはいうまでもなく、指標となるNY市場がこれを先導したことになる。
加えて今季は全国的に暖冬で、灯油の現物商戦はシーズン当初から不振でその流通在庫も前週こそ減少したものの、真冬の需要最盛期であるにしては減少テンポが鈍いとされている。
本年は2月以降も暖冬が続くとの気象予報であるのと、灯油の流通在庫は依然高い水準であることから、3月限が様変わりする可能性は低い。
元売りの中には灯油の在庫対策として成分が似るジェット燃料輸出への振り向けを行うところもある。今季の暖冬は世界的なものであることから、アジアでの暖房油需要も弱く、これにより海外に販路を求め難いというネックも生じている。
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