(2007年01月31日)
石油製品:期近、実勢弱く上値伸びず
国内石油製品はガソリン、灯油ともに期近の現物実勢が弱く、この点は今月の納会事情が物語っている。とりわけ灯油は現在も需要期だが、今季は暖冬の影響から流通在庫が多いところでこの減少テンポが鈍く、元売りらがこの市況改善に努めるほど。一方のガソリンも春の需要期に向かってはいるが、昨夏からの末端での販売不振が続き、灯油在庫が高い水準であることも先物市場からの調達意欲を殺いでいる。
最近の現物事情については、後述の通り今冬の灯油の現物商戦が記録的な暖冬の影響で不振を囲ったことがガソリンにもおよび、元売りはこのままの状態ではガソリン需要期を迎えられない事情も生じている。時期的なことでは灯油からガソリンに現物商戦を切り替えるところにあり、春の需要期を見据えた元売りがガソリン在庫の積み増しを行うべきところにある。
しかし、今冬は灯油在庫がシーズン当初から高水準で、最近でこそ流通在庫が減少しているものの、在庫スペースとの関連でガソリンの積み増しが困難になっている、という。
このような現物事情からガソリン、灯油は期近が上昇するには元売りらによる市況改善対策が効果を上げることが必要で、後は今週始めのようにNY原油が上昇する以外にないことになる。
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