(2007年01月31日)
NY金:650ドル巡り決め手難
金は、海外相場安を嫌気して売り優勢。現地29日のNY金先物市場は原油相場の下落に追随、トロイオンス当たり640ドル台で続落。市場は決め手材料難から650ドルを巡り不安定な値動きが見込まれている。目先は31日に昨年第4・四半期米国内総生産(GDP)、2月1日に米消費者支出統計、2日に米雇用統計など、主要な経済指標の発表が予定され、ドル相場への影響が注目されている。神経質な値動きを予想する向きが多い。
現地29日のNY金先物市場は原油相場の下落を嫌気したファンド筋の売りに3営業日続落。中心2月限の終値は前週末比1・50ドル安の643・20ドル。取引レンジは640・80―648・20ドル。
原油は主要消費地である米北東部の気温低下を背景に時間外取引で一時バレル当たり56ドル台に迫った後、利益確定売りが優勢となり反落、金は追随した。
一方、ドルは対ユーロで軟化、金の下げ幅を限定した。31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明発表に備えたポジション調整によるため。米経済指標が好調なため、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ観測はさらに後退するとの見方を強めている。
また、ドルは対円で一時4年ぶりの高値となる122円19銭まで上昇。日本の経済指標が軟調なことから、日本の利上げ観測が後退しており、円は日米の金利差を背景に売られやすくなっている。
NY金は「650ドルが試金石」とみられている。
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