(2007年02月16日)
NY原油:在庫減も評価低く急落
現地14日のNY原油取引時間中に発表された米石油の週間在庫統計は、原油・石油製品ともに減少した。同日はこのような在庫発表が材料視されて一時バレル当たり60ドル台に迫る高値を日中に付ける場面もあったが、その後は売られるというように、テクニカル的な弱さが嫌気を誘うものになった。前週末に一度60ドル台の高値を付けた後は買いが続くことなく57ドル前後まで反落するなどレンジ相場を形成している。
エネルギー情報局による週間在庫統計は、原油が3億2390万バレルと前週比60万バレルの減少、ガソリンは2億2520万バレルと同200万バレルの減少、留出油は1億3330万バレルと同300万バレルの減少となっている【2面に詳細表】。原油と石油製品を合算した減少幅は830万バレルと大きなものだが、この時期に在庫動向が注目される暖房油の減少幅が少なかったことでこれに対する評価が低いものになったとみられる。それでも相場の反騰過程でこのような発表が行われたのであれば、これにはより反応したとみられるが、前週末に一度60ドル台を付けた後に反落した経緯を受け継ぐ中であったため、在庫減に対する評価が低かったようだ。
米石油の週間在庫の減少に対する反応は薄いものであったため、この後NY原油が60ドル台に反騰するには産油国を巡る地政学的リスクで新たな変化が起きるなどの状況が必要になりそうだ。
ソーシャルブックマークサービスにこの記事(ページ)を登録