(2007年02月22日)
NY原油:限月交代重なり急落
休場明け現地20日のNY原油は、限月交代による建玉整理の売りが先行したのと、イランの核開発問題で当局者が硬軟両様の構えで接していること、米北東部の寒波が緩み暖房油の需要期も過ぎ去りつつあることが手掛かりにされて急落した。休場中の時間外取引ですでに軟調に推移していた経緯があることから、この地合いを受け継いだにすぎないが、傾向としてはバレル当たり60ドル台で反騰相場が一巡している。
NY原油は限月交代の際にとかく値動きが上下に振れやすく、取引最終まで持ち越されたファンドの投機玉の整理売買でこのような現象が起きるといえよう。傾向からすると、ファンドによるロングの整理で下値に振れることが多く、20日の3月限もこの部類に入るものだった。
1月中旬の50ドル台割れを起点にした反騰相場は、米北東部の寒波による暖房油の需要増や、中東産油国を巡る地政学的リスクを支援材料にしたものだったが、このうち気象要因としての寒波はこの時期が到来すればインパクトが弱まるものといえよう。2月下旬ともなれば、この時期にあるといえよう。
ただ、米国での石油製品需要がここで暖房油からガソリンに切り替わるのは毎年のことであり、そのガソリンについては米景気の底堅さに支えられて好調を持続している。
このため、これでガソリン需要期を迎えればこれが原油相場を押し上げるとみられ、この点が日本との相違といえよう。
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