(2007年02月26日)
ガソリン:実勢不振で暴落―東工取3月限納会
東工取石油製品は23日が3月限納会で、末端の現物実勢で不振が続くガソリンが暴落した。当初の買いハナが700枚余にもおよび、受け手不足を露呈した。受け渡し値はキロリットル当たり4万7300円で、前月の4万6300円は上回ったものの、灯油よりも大幅な下値になった。足元の弱さから大手商社筋が渡し意欲を強める一方で、元売りらが市況対策で現引きするのを見送った。灯油は依然需要期であることで急騰。この受け渡し値は5万1830円。
期先にファンドの買い
ガソリンは受け渡し1860枚、灯油は申告受け渡し400枚を合わせて1636枚と急落納会したガソリンが増加、灯油は前月から大きく減少した。受け渡し数量そのものが明暗を分け、納会事情につながったとみられる。
前述の通りガソリンは受け渡し値の確定までおよそ30分を要するなど大きな買いハナ(買い玉不足)で急落したことになる。
納会2日前の段階で大手商社筋が大量売りしていた経緯があることから、昨夏から続く店頭価格の値下がりにみられような末端での販売不振が流通業者の大量渡しにつながったようだ。
また、3月限は期末の関係で年度を跨いだテコ入れが制約を受けたことも影響した。ただ、元売りの一部は3月からガソリンの仕切り価格を引き上げることにしており、これであと1カ月もすれば春の需要期から実勢不振のなかにあっても需要が増加する時期であることから、先物市場でテコ入れする可能性も取り沙汰されている。3月限でガソリン、灯油が納会事情を巡り明暗を分け、受け渡し値でみても灯油がガソリンよりも高値を付けたのは異例のことで、それだけガソリンの現物事情が悪化していたことの表われといえよう。
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