(2007年03月19日)

NY金:期近650ドルを巡る展開

金は、海外相場高も円高や週末を控えた玉整理などに圧迫され、上げ幅が抑制された。現地15日のNY金期近は2月米卸売物価指数(PPI)の上昇、インフレ懸念の高まりを背景に一時トロイオンス当たり650ドル台に上伸。ダウの反発も支援要因。高金利住宅ローンの焦げ付きによる金融システム不安が嫌気されているが、米証券大手の好業績が買い材料。金は独自材料難から株価や原油に連動して不安定な値動きが見込まれている。

現地15日のNY金先物市場は卸売物価指数の上昇によるインフレ懸念の高まりを受けたファンド筋の買いに5営業日ぶりに反発。中心4月限の終値は前日比4・60ドル高の647・10ドル。取引レンジは644・50―651・30ドル。

期近は日経平均株価の反発を好感して時間外取引で前日の高値を上回った後、米PPIが予想を大きく上回りインフレ懸念を強めたことから651ドル台と時間外取引の高値を上回った。

金期近は今月14日に安値637・60ドルと一時640ドル割れと株安に影響されている。市場は15日にPPIの予想を上回る上昇でインフレ懸念が高まり、金は一時650ドル台を回復するなど下げ渋りの動きも強い。当面は終値ベースで650ドル台に乗せるかが焦点。

市場は独自材料に乏しく、株式市場の動向をはじめ各種の米経済指標の発表を控え、不安定な値動きが観測されている。また、原油が下値を探る展開となっており、金も神経質な展開が予想されている。

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