(2007年03月20日)
NY金:期近650ドル前後の展開
金は、海外相場高と円安で3営業日続伸。現地16日のNY金期近は2月米消費者物価指数(CPI)の上昇を受けたドル安を好感、トロイオンス当たり650ドル台で堅調。米卸売物価指数に続く米消費者物価指数の上昇で、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利下げを示唆する声明が見送られるとの見方を強めている。市場は米景気指標やFOMCの経過などをにらみながら650ドル前後で不安定な展開が観測されている。
現地16日のNY金先物市場はドル安や米インフレ懸念の高まりなどを眺めたファンド筋の買いに続伸。中心4月限の終値は前日比6・80ドル高の653・90ドル。取引レンジは646・80―656・50ドル。
期近は日経平均株価の反落を嫌気して650ドル割れと時間外取引で下落した後、ユーロに対するドル安や原油高を好感して656・50ドルと1週間ぶりの高値圏に上昇。イラン大統領の核問題に対する強硬発言も支援要因となった。
米CPIと鉱工業生産指数はともに予想を上回ったものの、米ミシガン大消費者信頼感指数速報値が予想を下回った。2月の米CPIは前月比0・4%上昇(エコノミスト平均予想0・3%上昇)。コア指数は0・2%上昇で予想通りだが、前年比2・71%増と1月(同2・67%増)から上昇。
米株式はダウ平均で前日比49・27ドル安。インフレ圧力の高まりを示す景気指標を受け、早期利下げ期待が後退、売りが先行した。米連邦準備理事会(FRB)は20―21日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開催するが、FF金利誘導目標を5・25%で据え置くとの見方が強い。
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