(2007年03月22日)

NY金:ドル・原油にらむ展開

金は、海外相場高と円安を好感して4営業日続伸。先限は今月12日以来の2500円台を回復。現地19日のNY金期近は米株式市場高を好感、終値650ドル台で堅調。市場は20―21日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明に注目、神経質な値動きが観測されている。決定的な手掛かり材料に乏しく、ドルや株式、原油などの動向が焦点。市場では650ドル近辺で底堅い地合いを観測している。

現地19日のNY金先物市場は米株高を好感したファンド筋の買いに3営業日続伸。中心4月限の終値は前週末比0・40ドル高の654・30ドル。取引レンジは652・50―657・10ドル。

期近は時間外取引で前週末の高値を上回った後、ドル高や原油安で一時652・50ドルとマイナス圏に転落したが、株価や原油の反発でプラス圏に浮上。

米株式市場はアジアや欧州の株高や大型の企業の合併・買収(M&A)案件を好感して急反発、金相場を支援した。ダウ平均は前日比115・76ドル高。

一方、外為市場ではドルが米住宅市場の先行きに対する楽観的な見方を背景に買いが先行、金の上値を圧迫。サブ・プライムローン問題で米景気の先行き見通しに不透明感を強めていたが、一連の企業買収(M&A)による株価の回復で投資家のキャリー取引が復活、円の圧迫要因となっている。

原油期近は中国の景気減速懸念や地政学的リスクの後退を受けて続落、金の圧迫要因となった。

金は前週末の強地合いを引き継いで650ドル台で堅調だが、ドル高や原油相場安に圧迫され、上値の重い展開となっている。目先は米国の各種経済指標やFOMCの発表を控え、不安定な値動きが観測されている。

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