(2007年03月27日)

国内石油:ガソリン期近は伸び悩む

国内石油市場は現地23日のNY原油がイランを巡る地政学的リスクの高まりにバレル当たり62ドル台の高値を付けたが、ガソリンは前週末の4月限納会が急落した余韻が残り、期近が伸び悩んだ。この日発会した新ポ10月限は灯油の需要期序盤であることを映し、キロリットル当たり6万円台と上ザヤ発会。ガソリンも追随したが、6万円台では買いが続かずに下押した。

東工取石油製品の4月限納会のうち、ガソリンは既報の通り最終局面で急落したが、5万5000円相当という受け渡し値は前月と比較すると9000円ほど高いものだった。

それでも急落したのはこの限月はもともと大手商社筋が手ぞろいで売り方に位置するという取組関係によるところが大きく、商社の一部や元売りは現引きしたもようだが、現物の渡し圧力に押されたとみられる。それでも前述の通り4月限の受け渡し値は前月よりも上昇しているし、5月の連休を前にした受け渡しであることから、需要期が意識された納会事情であったのは確かといえよう。

週明けはNY原油の現地25日の時間外取引が62ドル台を続伸していることもあって朝方はガソリン、灯油ともに上昇しそうしたなかでの10月限新ポ発会であった。

この需要背景からすると、ガソリンは不需要期入りする限月だが、灯油は逆に来季の需要期序盤であることから、灯油の6万円の発会には必然性がありそうだ。

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