(2007年03月27日)
NY金:決め手難、方向性探る
金は、海外相場安を嫌気して7営業日ぶりに反落。現地23日のNY金期近は米中古住宅販売の増加を受けたドル高を嫌気、終値でトロイオンス当たり660ドル台を割り込んだ。ただ、原油相場の上昇や中東情勢の緊張を背景に、「地合いは底堅い」との見方が多い。目先は米経済指標やドルの動きが注目材料。また、中東地域の緊張が高まるようだと、地政学的リスクの高まりを見込んだ買いが膨らむ可能性も指摘されている。
現地23日のNY金先物市場はドル高を嫌気したファンド筋の売りに7営業日ぶりに反落。中心4月限の終値は前日比6・90ドル安の657・30ドル。取引レンジは655・20―665・30ドル。
期近は時間外取引で前日の安値を下回った後、原油高を好感して665・30ドルとプラス圏に浮上したが、ドル高を嫌気した売りに655・20ドルと時間外取引の安値を下回った。
原油は中東情勢の緊迫化を材料に続伸。標準油種WTIの期近終値は前日比0・59ドル高のバレル当たり62・28ドル。英国防省によると、ペルシャ湾で英海軍兵士15人がイラン軍に拘束されたと発表。
また、イランのウラン濃縮活動で国連安保理が24日に追加制裁決議案を採択するとの見通しも買い材料となった。追加制裁決議については同日に武器禁輸などを可決した。
金は660ドル台で上値の重さが目立つ。弱気筋は「200日移動平均である640ドルを試す可能性がある」と指摘。目先は米経済指標を受けたドルの動きがカギとみられている。
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