(2007年03月28日)
NY金:期近終値660ドル台回復
金は、海外相場高と円安を好感して買いが先行。現地26日のNY金期近はイランの核開発継続の表明を受けた原油高に連動、期近ベースでトロイオンス当たり660ドル台に上伸。テクニカルな押し目買いやドルの軟調も支援要因となった。独自要因に乏しいため、米経済指標やドル、原油の動向が焦点とみられている。目先は29日の米国内総生産(GDP)確報値、30日の米個人所得統計などの経済統計がカギとなっている。
現地26日のNY金先物市場は原油高を好感したファンド筋の買いに反発。中心4月限の終値は前週末比6・60ドル高の663・90ドル。取引レンジは657・10―666・50ドル。
期近は国連安保理が核開発問題でイランに対する追加制裁を決議したことや原油高を受け、時間外取引でじり高となった後、米住宅販売の低下を受けてドル安が加速したため、金は666・50ドルと一段高となった。
原油はイラン情勢の緊張を受けて5営業日続伸。標準油種WTIの期近終値は前日比0・63ドル高のバレル当たり62・91ドル。イランの核開発を巡り国連安保理は追加制裁決議を採択したのに対し、同国は国際原子力機関との協力を一部停止すると発表したほか、英軍兵士を引き続き拘束している。
金はイラン核開発問題が緊迫度を高めていることや、原油価格の上昇などが支援材料となり、先高観測を広げている。また、ドルの軟調やテクニカルな買いも強気要因。今週は第1・四半期の期末と月末が重なるため、ファンド筋の荒い動きも注視されている。
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