(2007年04月17日)

NY金:期近700ドル試す流れ

金は、NY相場高と円安を好感して反発、先限はグラム当たり2600円台後半に上昇。現地13日のNY金期近はドルの急落を背景に投機筋の買いが膨らみ、終値ベースでトロイオンス当たり689・10ドルと昨年5月中旬以来、11カ月ぶりの高値に上伸。ドルはユーロ圏金利の先高観測を嫌気して軟調。NY原油先物は需給タイトに支援され堅調。市場では先高観が強く、「短期的に700ドルを試す」(取引員)との見方が多い。

現地13日のNY金先物市場はファンド筋や投機筋などのテクニカルな買いに反発。中心6月限の終値は前日比10・20ドル高の689・90ドル。終値ベースでは昨年5月17日(691・80ドル)以来の高水準。取引レンジは680・10―690・50ドル。

期近は原油高やドル安、米卸売物価指数(PPI)を受けたインフレ懸念などを受けたファンド筋や投機筋の買いに上伸。一時は690・50ドルと2月27日(692・50ドル)以来の高値を更新した。

ドルは対ユーロで2年ぶりの安値に下落。ユーロ圏金利が今後数カ月で一段と上昇するとの観測を背景に、ドルが主要通貨に対して売られた。ユーロ/ドルは一時、05年1月以来の高値である1・3505ドルをつけた。ドル/円も119円04銭まで売り込まれた。

金はドル安・ユーロ高、原油相場の堅調などを背景にテクニカルな買いや資金逃避の買いが誘われており、上値を試す展開が観測されている。金ETF(上場投資信託)も600トンを超え過去最高水準。市場は先高観測が強い。

ソーシャルブックマークサービスにこの記事(ページ)を登録
ブックマークに追加する