(2007年04月23日)

国内ガソリン:逆ザヤのまま納会へ

石油製品は25日が東工取5月限納会だが、ガソリンは前週末から期近が逆ザヤ化したことが示すように、春の需要最盛期を迎え、元売りらの市況テコ入れの動きが活発化しているもようで、この地合いのまま納会を迎えそうだ。前週にはNY原油が急落しても、ガソリン期近は下げ渋るというように、この辺りはこの時期特有の現象といえそうだ。来月には再び仕切り価格の引き上げを意図しているため、ここは手を抜けないようだ。

指標となるNY原油が3月下旬に米英とイランとの政治的な緊張が高まり、こうしたなかでペルシャ湾でイランが攻撃されたとのウワサが流れたことで、一時68ドル台をつけるなど原油高が再燃した。

その後にイランを巡る地政学的リスクは薄れて相場は反落したものの、2月に比較すると元売りには原油高が為替の円安とも重なって重しとなった。

本来なら3月にこの仕切り価格を引き上げるべきところだが、当時は元売りが暖冬による灯油の在庫対策に追われていたのと、ガソリンの末端が不振を囲っていたため、仕切り価格の引き上げを行うことができなかった。

4月に小幅の引き上げが行われたが、末端への浸透は不十分なままで、元売りには5月の仕切り引き上げが課題というべきものであった。

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