(2007年05月17日)
国内ガソリン:仕切り引き上げ含み強基調
国内ガソリンは既報の通り一部元売りが5月に続く仕切り価格の引き上げを意図している。現物商戦の書き入れ時といえる春の大型連休中のガソリンの販売量が駆け込み的な仕切り価格の引き上げでも落ちることがなかったため、数量確保に見通しがついたとして、価格面に引き続き強気の姿勢をとったとみられる。こうした元売りの強気姿勢を反映してガソリン期近は底堅い地合いで推移している。
国内元売りが5月に行った仕切り価格の大幅引き上げは、これまで1991年の湾岸戦争のような有事であればともかく最近のような「平時」においては極めて異例であった。
ガソリンの末端での販売は昨夏から落ち込んだ状況が続いていることから、一度に5円から6円もの大幅引き上げを行うことの影響が懸念されたのは想像に難くない。
しかし、関係者の情報を総合しても先日の大型連休中のガソリン販売量は落ちなかったということである。
元売りが大型連休中のガソリン販売で数量確保に奏功したのも、このように通常の仕切り価格からみれば値引きされたところでの販売が行われたのにほかならない。
これにより一部の元売りが意図するガソリン仕切り価格の引き上げは、今後の原油の国際相場の動向や、国内市場の独自要因としてサヤ関係がどう変化するかが、正否のカギを握るとみられる。
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