(2007年05月23日)
国内ガソリン:現物事情で高値追随難
国内ガソリンは指標となるNY原油が現地21日のように急伸してもとりわけ期近が反応せず、現物の業者間転売市場に天井感が出始めていることを物語った。時期的には製油所の精製施設が相次いで定期修理の時期を迎えるとあって、これによる供給減が懸念されているが、既に春の大型連休に伴う需要増要因は織り込まれ、むしろ需要が減退しやすい梅雨入りが意識されている。その後にはまた夏の需要期を控えていることには変わりないが、一時的な需要の減退期であることが警戒されるといえよう。
末端のガソリン消費は仕切り価格の引き上げに呼応した店頭価格の上昇にも関わらず、春の大型連休中は販売量が落ちなかった。
業者間転売市場に一部で天井感が出始めたのも、これ以上の仕切り価格の引き上げは末端の需要減を招きかねないことを示すといえよう。国内ガソリンは国内事情だけをみれば、前週末に各限月が取引期間中の高値を更新し、期近もつれてキロリットル当たり6万6000円台の高値をつけたところで上昇一服感が強まったのは否定できない。
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