(2007年05月25日)
NY原油:供給懸念残り65ドル台後半
現地23日に米エネルギー情報局から発表された石油の週間在庫統計で、ガソリンが150万バレル増加したものの、夏のドライブシーズン需要を賄うことへの懸念から同日のNY原油はバレル当たり65ドル台後半に反発した。中心限月が交代したばかりで、地合いが定まり難い局面だが、一両日の値動きはこの水準が実勢であることを物語る。小売りで3ドル(ガロン当たり)を超えるガソリン価格が織り込まれつつあることが分かる。
米エネルギー情報局(EIA)が、現地23日に発表した18日現在の在庫統計によると、ガソリン在庫が3週間連続で増加した。また、原油在庫は予想を上回る増加となり、製油所の稼働率も上昇した。しかし、先行きのガソリン需給ひっ迫懸念は依然強いとみられる【2面に詳細表】。
EIAによる在庫発表では、石油在庫は軒並み増加。ガソリン在庫が、前週比150万バレル増の1億9670万バレル。留出油在庫が、同50万バレル増の1億2030万バレル。原油在庫が、同200万バレル増の3億4420万バレルとなった。また、製油所の稼働率は同1・6%上昇し91・1%とした。
原油在庫の増加や、製油所の稼働率上昇幅が事前予想を上回った。事前予想では、原油在庫が、前週比60万バレル増であり、製油所の稼働率は、同0・4%上昇の89・9%となっていた。
一方、ガソリン在庫は、同140万バレル増。留出油在庫は、同120万バレル増と、こちらは市場のほぼ予想通りであったとされる。
これを受け、NY原油は原油在庫増を嫌気し売りが先行したものの、ガソリン相場の小反発に追随し反発して引けた。終値は、前日比0・26ドル高のバレル当たり65・77ドルで取引を終えた。ガソリン在庫は3週連続で増加したものの、市場では、現在の需要を満たすのには不十分との見方が強いようだ。
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