(2007年05月28日)
NY金:期近650ドル維持が焦点
金は、海外相場安を嫌気して売り優勢。現地24日のNY金期近はドル高を嫌気、終値はトロイオンス当たり653・30ドルに急落。終値では3月15日以来、約2カ月ぶりの低水準。ドルに対する買い安心感の高まりで、金からドルへの資金移動が活発化。金はテクニカル面で割安感を強めているものの、原油・銅の下落やETF(上場投資信託)残高の伸び悩みが圧迫要因となっている。心理的な節目650ドルを維持できるかが焦点とみられている。
現地24日のNY金先物市場はドル高、原油安を嫌気したファンド筋の売りに反落。中心6月限の終値は前日比9・30ドル安の653・30ドル。中心限月の終値では3月15日(647・10ドル)以来の低水準。取引レンジは651・50―663・20ドル。
期近は時間外取引で663・20ドルとプラス圏に浮上した後、ユーロに対するドル高や原油・銅の下落を嫌気して大幅に軟化。一時は651・50ドルと3月16日(647・10ドル)以来の水準まで売り込まれた。
ドルは米住宅販売の好調を背景に上昇。米連邦準備理事会(FRB)による年内利下げ観測が後退、ドルが買われた。
原油は反落。中東情勢やナイジェリアの供給懸念、28日のメモリアルデー(戦没者記念日)以降に始まる本格的なドライブシーズンなどの強材料も、金相場安や3連休を控えたポジション調整の手仕舞い売りに下落。
金はチャート要因による売りも嫌気された。チャート面が悪化しており、売られやすい展開が続く可能性があると市場筋は指摘している。
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