(2007年09月20日)

内外金:「景気」と「インフレ」の兼ね合い

FOMC(米連邦公開市場委員会)によるFFレート0・50%引き下げのサプライズを受け、NY金は時間外取引で一時12月限がトロイオンス当たり735・50ドルを超えるなど急騰した。これは1980年1月以来約28年ぶりの高値。足元は過熱しており、値位置を切り上げ上値を試す展開が予想される。しかし、8月中旬に軽くなったファンドの買い越し残高は11日時点で393トン(重量換算)と急増していることから、目先この調整が入ることが予想される。

豊商事事業本部法人部次長・稲川仁氏は、「足元の景気は良くない、ただし一方でインフレ懸念は残っている。今回の急騰は、金融セクターの不安感を嫌気し、余剰資金がコモディティに入ったことが背景」と指摘した。また同氏は、「次回、再び利下げとなるとおそらく景気よりもインフレを重視せざるを得なくなるだろう」とし、「このスタンスのままであれば、目先は落ちにくいのでは」とみている。

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