
NY金:インフレ懸念で上昇続く
サプライズとなったFOMC(米連邦公開市場委員会)は、金市場にとって確たる上昇トレンドへの突破口となったとみてよいだろう。現地19日のNY金相場は、材料の出尽くし感と利益確定の売りを背景に前日の時間外での高値735・50ドル(トロイオンス当たり)には及ばなかった。しかし、地合いは依然として強く、「調整を入れつつ、年末にかけて上値を試す展開か」(市場筋)とみられ、「市場では年内に800ドルを視野に入れているようだ」(同)と指摘されている。 金価格急騰の要因として、「今回のFFレート引き下げは即金高の要因とはならない。それでも金価格が上昇したのは、インフレが亢進する懸念によるところが大きい」(フィスコ・コモディティー)とみられている。原油や非鉄価格も高騰していることから、インフレ圧力が金価格を押し上げている一因と言えるだろう。また、「今回の利下げが金融緩和政策の始まりなのか、サブプライム問題に対応する緊急避難的なものなのか見極める必要がある」(同)とされている。








