(2007年10月26日)

NY金:目先、値固めの可能性

NY金先物相場は、目先、値固め局面となる可能性が高い。現地24日のNY金12月限は、原油相場の急反発と株価急落を背景とした安全資産の買いに支えられ、引けにかけて値を戻した。米証券大手のメリルリンチの発表した7―9月期決算では、サブプライムローン問題による有価証券の評価損が9000億円と大幅赤字を計上、市場では緊急利下げの声が上がるなど金融不安の再燃を予期させるものとなった。

今般の上昇相場は、投機筋のロングポジションの多さを無視しているともとれる展開が続いていた。伝統的市場からの新規資金の流入が、テクニカル的な強さを背景に一本調子の相場を築いてきた。これらのファンド筋の存在が、金の市場規模を拡大したとの声も聞かれる。

米商品先物取引委員会(CFTC)による最新(16日現在)の報告によると、投機筋の買い越し残高は過去最高を更新し、20万1859枚まで膨れ上がっている。重量換算では、627・80トンとなり、「ここにきて大ロングポジションが、心理的な重石となっているようだ」(金融アナリスト)と指摘されている。

ソーシャルブックマークサービスにこの記事(ページ)を登録
ブックマークに追加する