(2007年10月30日)

NY原油:時間外で93ドル台に

NY原油の上昇に陰りが見られない。前週末に再びバレル当たり90ドル台を回復した後も、騰勢を弱めることなく連日最高値を更新している。現地28日夜の時間外取引では始めて93ドル台に乗せるなど、目先100ドルに到達しても不思議ではない上昇ぶりとなっている。8月中旬にサブプライム問題が表面化して以降、金同様に投資の対象先として石油市場は魅力的に映り、これに地政学的リスクが重なった。

前週末に米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計では、石油在庫は軒並み減少。とりわけ、原油在庫の前週比530万バレル減が市場では意識され、これにより2ドル近い上昇となった。また、これからシーズンを迎えるヒーティングオイルも、前年同期と比べると在庫は低水準であり、今後の懸念材料となりつつある。

このような在庫減から先行き需給ひっ迫懸念が強まる中で、前週から市場で強く意識されているのが、トルコとイラクのクルド勢力を巡る地政学的リスク。これに加え、米国がイランに対し経済制裁を発表した。これらを材料として、現地25日には3ドル超の上げ幅を記録するような場面もあった。

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