(2007年10月30日)
シカゴコーン:NY原油急伸を好感
現地26日のシカゴ大豆相場は、大豆油が約32年ぶりの高値を記録したことなどを好感して強気ペースの展開となった。期近11月限は前日比0・75セント高のブッシェル当たり995・50セントで引けた。これを受け継ぎ国内も一時堅調に推移。
一方のシカゴ・コーンは、NY原油相場急伸、大豆油高、さらには2008年の米コーン作付面積減少懸念が支援材料になり総じてしっかりとした足取りを示した。期近12月限は同比5・75セント高の372・00セントで終了。これを映した東京市場は一部ストップ高を演じた。
シカゴ大豆は目先、期近が10ドルを突破するような急伸力は期待できないとみられる。これは、「ファンドによる安いコーンに対する買いが進んでいる」(インテレス・キャピタル・マネージメント・チーフアナリスト齋藤和彦氏)ことにも起因するとみられる。
さらに、シカゴ小麦期近は9月13日の8・15ドルと10月16日の8・10ドルが下値抵抗線になっていたが、25日の夜間取引で8ドルを割り込んだことで、他の穀物をけん引する力が弱まってきたことは否定できない。
また、注意したいのは、海上運賃の高騰を理由に、米大豆の消費国向け輸出にブレーキがかかっていることだ。
一方、シカゴ・コーンは、供給圧迫で頭が重くなっているが、こうした状況にもかかわらず、農家は保管スペースを拡大しているため、安値では現物をホールドする姿勢を堅固にしており、集荷業者はプレミアムを支払って農家から買い付けているという現状がある。農家は現物を多く抱えながらも簡単に売って来ない。まさに『豊作に売りなし』の様相になっており、シカゴ・コーン期近も3・50ドルが下値のメドか。
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