(2007年11月13日)

NY原油:OPECに増産の動き

NY原油の高値に、石油輸出国機構(OPEC)が動き出す気配だ。現地11日夜の時間外取引では、OPECによる増産協議の見通しから1ドル以上も売られ、バレル当たり95ドルを割り込む場面もあった。前週末の米株価急落も原油相場への影響は限定的だったが、OPECが追加増産に動くとなれば、市場に与えるインパクトは強い。

OPECは9月、11月から日量50万増産するとした。しかし、日量50万では需給への影響は限定的との見方から、その後もNY原油は上昇基調で推移した経緯がある。

9月時点では80ドル前後で推移していたNY原油は、前週には98ドル台まで上昇していた。原油価格80ドル台後半の高値を付けた後は、この高騰が景気悪化につながりかねないとの指摘もあって、市場では原油の高値が景気を悪化させる懸念が生じている。

このような強基調に変化をもたらすとすれば、「OPECの増産以外に見当たらない」と指摘するアナリストも見られる。それだけに、増産に否定的であったOPECが、ここにきて態度を軟化させたとあれば、今後の相場に与える影響は大きい。

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