(2008年02月08日)
NY金:下値浅く900ドル台回復
NY金は米株式相場の大幅下落で現地5日の取引ではファンドによるロング縮小の動きによりトロイオンス当たり900ドルを割り込んだが、その安全資産という商品価値を見直す人気もことのほか強く、6日には早くも大台を回復する反発場面となった。株式市場は依然不安定で、これは景気の後退懸念が強まる一方であるのを示すものだが、位置的に貴金属では金が最もこの圏外に位置しているのか、押し目買い人気が根強い。
NY市場の貴金属で金以上に地合いの強さをみせているのが白金で、足元では高値1822・60ドルを更新する場面もあるなどレンジをさらに切り上げたところでの推移となっている。南アフリカ共和国での電力不足による鉱山の操業停止は短期間で修復する方向に向かったものの、5日には同国政府が鉱山会社各社に電力消費削減に向けた協力を要請するなど事態が深刻な局面にあることを物語った。
白金が1700ドル台からさらに水準を切り上げ、1800ドル台での推移となっているのは、鉱山での操業が電力不足により今後も低下したりあるいは一時的にストップしかねないなど供給不安が強いことがファンドに察知されたことにほかならない。それにしても白金の地合いは強く、5日のように金が株価急落で反落してもこれには一線を画するというものだった。
その金は900ドル割れからの下値が浅く、6日にはあっさりと大台を回復した。
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