(2008年09月11日)

NY原油:一時101ドル台も

国際的な価格指標となるNY原油は現地9日、中心限月である10月限がハリケーンが石油関連施設をそれるとの観測から急落。一時バレル当たり101ドル台にまで値を下げた。その後、夜の時間外取引では、石油輸出国機構(OPEC)が実質的な減産を発表したことを好感し、104ドル台まで上昇した。

ハリケーン「アイク」が、米メキシコ湾の石油関連施設をそれるとの観測から売り優勢となった。また、株式市場では金融不安が再燃。NYダウ工業株30種平均が、前日の上昇分を帳消しにする280ドル安で取引を終えたことも、心情心理を冷やす格好となった。NY原油も一時101・74ドルの安値を付け、その後の時間外取引でも、102ドル台で推移するなど軟調な展開となった。

こうした中、石油輸出国機構(OPEC)は現地9日からウィーンで開いた総会で、実質的な減産を決定した。生産枠を40日以内に、来年から脱退が決まっているインドネシアを除く11カ国で、日量2880万バレルに据え置くとしている。サウジアラビアが今年の夏までに日量50万バレル増産していたことから、この部分の生産量を削除することが見込まれる。

これを受け、NY時間外取引は上昇に転じた。現地10日午前零時過ぎには1ドル超も値を上げ、104ドル台を回復している。ただ、9月に入っても高値から直近の安値までの下落幅は7・3%と、下降トレンドに変化はない。

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