(2006年11月01日)
[米国食品マーケット事情(下)] NY市内食品スーパー、ジャクソン・ハイツ、比較的低価格
続いてNY市内のスーパーを視察。場所は、マンハッタンの中心地から電車で20―30分のところにあるクィーンズ地区のジャクソン・ハイツ。同地域に位置する同じく一般消費者向け食品スーパー・チェーン、メット・フード(MET FOOD)を訪れた。
ジャクソン・ハイツには、1980年代半ば頃まで主に日本人駐在員の住宅地として日本人が多く住んでいたそうだが、現在ではメキシコや南米などのラテン系を中心に、韓国、中国、インド系などが生活している。治安は決して悪くはないが、同地域の所得はあまり高くなく(マンハッタンに比べれば明らかに低い)、その分物価も安い。また、この地域まで足を運ぶと英語よりもスペイン語の会話ばかりが聞こえるようになる。
ジャクソン・ハイツの同スーパーも商品は比較的低価格で販売されており、従業員はほとんどラテン系で占められている。店内は薄暗く、ホールフーズ・マーケットはもちろん、ミツワやパス・マークのような清潔感はあまり感じられない。
ジャクソン・ハイツから20分ほど歩いた所にある74番街(74th Street)の駅前にはインド人街があり、これまた独特の雰囲気を出している。その地域最大のインド食品スーパーを訪れたが、他の食品スーパーに比べて米、豆類などの穀物の品揃えが豊富なことが印象的だった。そのほか、新鮮な野菜類、植物油、インド独自の甘い菓子などが陳列されていた。
さらに、印象的だったのは、サリーの店のほか宝飾品店が軒を連ねており、宝飾品がいかにインド人の生活・習慣に密着したものであるかわかる。各店のショー・ウィンドウに飾られている金やプラチナで作られた製品は眩いばかりの光沢を放っていた。
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米国は「人種のサラダ・ボウル」と呼ばれるが、その縮図であるNYはマンハッタンのチャイナ・タウンやリトル・イタリーだけではなく、マンハッタンの外へ出ても、サラダ・ボウルを体感できる。そこには世界各地の食品や食文化が息づいている。
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